【PowerBI】スケジュール更新の設定方法

サムネ_PowerBI015

Power BIで作成したレポートを、常に最新の状態に保ちたいと思いませんか?

手動で更新するのは手間がかかりますよね。そんなときに便利なのが、スケジュール更新機能です。

この記事では、Power BIのスケジュール更新を設定する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

目次

ブラウザでPowerBIを開く

下記手順で、ブラウザーでPowerBIを開きます。

STEP
Microsoft365ホーム画面を開く

左上の9つの点をクリックします。

Microsoft365をクリックします。すると、Microsoft365のホーム画面が開きます。

STEP
PowerBIを開く

また、左上の9つの点をクリックします。

アプリの候補が表示されますので、この中からPowerBIをクリックします。

PowerBIのアプリが表示されない場合は、検索してみてください。

すると、PowerBIのホーム画面が開きます。

データソースの資格設定をする

STEP
データセットを選択

ワークスペースをクリックして、通知設定をしたいPowerBIが入っているワークスペースを選択し開きます。

設定したいPowerBIの型が「セマンティックモデル」のほうにカーソルを合わせ、3点リーダーをクリックします。

STEP
設定画面を開く

設定をクリックします。

データソースの資格情報をクリックして開きます。

STEP
データソースの資格情報を編集

PowerBIで読み込んでいるデータ・ファイルの数だけ、資格情報を編集していく必要があります。

「資格情報を編集」をクリックして、1つずつ資格情報を編集していきます。

認証方法を選択

認証方法の選択肢が現在4つ用意されています。

それぞれ、以下説明します。

匿名

  • データソースへのアクセスに認証情報が必要ない場合に選択します。
  • 一般的には、公開されているデータや、特別なアクセス制限のないデータソースに接続する際に利用されます。
  • セキュリティレベルが最も低いため、慎重な検討が必要です。

基本

  • ユーザー名とパスワードを用いてデータソースに接続する場合に選択します。
  • 比較的シンプルな認証方法ですが、パスワードを平文で保存するリスクがあるため、セキュリティ面で注意が必要です。
  • 内部ネットワーク内のデータソースや、セキュリティ要件が低い外部データソースに接続する場合に適しています。

OAuth2

  • より安全な認証方式で、多くのクラウドサービスで採用されています。
  • アクセストークンを発行し、そのトークンを使ってデータソースにアクセスします。
  • パスワードを直接送信する必要がないため、セキュリティ面で優れています。
  • Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) を利用した認証などが該当します。

サービスプリンシパル

  • アプリケーションに対して、データソースへのアクセス権限を付与する場合に選択します。
  • Azure AD アプリケーションを作成し、そのアプリケーションにデータソースへのアクセス権限を付与します。
  • 高度なセキュリティシナリオや、複数のアプリケーションから同じデータソースにアクセスする必要がある場合に適しています。

ちなみにPowerBIで読み込んでいるデータ元が、SharePointに保存されている場合は、OAuth2を選択するようになります。

プライバシーレベルを選択

プライバシーレベルの設定も現在選択肢が4つ用意されています。

None

特にプライバシー設定がされていない状態です。

他のデータソースとの結合が自由に行えるため、意図しないデータの漏洩が起こる可能性があります。機密性の高いデータには使用しないようにしましょう。

Private

機密性の高いデータに設定します。他のデータソースとの結合は制限され、データの漏洩を防ぐことができます。

他のデータソースとの連携を制限するため、分析の幅が狭まる可能性があります。

Organizational

組織内のデータに設定します。同じ組織内の他のデータソースとの結合は許可されますが、組織外との結合は制限されます。

組織内のデータであれば、ある程度の連携は可能ですが、外部データとの連携には制限があります。

Public

一般公開されているデータに設定します。他のデータソースとの結合が自由に行え、自由に分析することができます。

機密性の低いデータにのみ使用します。

ちなみに、SharePointに保存している資料を読み込んでいるため、Organizationalを選択しました。

選択できたら、適用をクリックします。

更新スケジュールを設定する

STEP
タイムゾーンを設定

「最新の情報に更新」をクリックして開きます。

タイムゾーンは「(UTC+09:00)大阪、札幌、東京」を選択します。

STEP
更新頻度・時間を設定

情報更新スケジュールの構成をオンにします。

更新頻度(毎日 or 毎週)が選べて、毎週の場合は曜日も選択できます。

更新する時間は30分単位で設定でき、複数時間追加できます。

選択できたら、適用をクリックします。

これで、設定した時間になるとPowerBIが自動で更新されるようになります。

まとめ

Power BIのスケジュール更新失敗時の通知設定は、PowerBIの管理に欠かせない機能です。通知設定を適切に行うことで、問題発生時の対応がスムーズになり、効率的な管理に繋がります。

PowerBIの設定メニューはたくさんあるため、あまり触りたくないという方もいらっしゃると思いますが、スケジュール更新失敗時の通知設定はBIを管理する上で非常に便利ですので、ぜひお試しください!


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