Power Automateでフローを共有・コピーする方法

この記事では、Power AutomateおよびPower Automate for Desktopで作成したフローを、他のユーザーと簡単に共有したり、コピーして活用する方法をわかりやすくご紹介します。

フローを共有すれば、他のユーザーがそのフローを編集・実行できるようになり、コピーを送ることで、ユーザーが自身のフロー作成の参考として利用することも可能です。

Power Automate（クラウド フロー）の共有

Power Automate（クラウド フロー）を共有する場合、３つの方法があります。

所有者として共有

作成したフローを所有者として共有すると、フローの編集、更新、削除および実行履歴の確認が可能になります。
さらに、フローの作成者でなくても、他のユーザーを追加・削除する権限も付与されます。

フローを共有すると、それまで「クラウド フロー」に表示されていたフローが、自動的に「自分と共有」欄に移動して表示されますので、ご注意ください。

実行権限のみを共有

実行権限のみを共有した場合、フローの編集・更新・削除はできませんが、フローを実行（トリガー）をすることができます。
主にインスタント フロー（実行ボタンを押してフローを実行）の場合、この権限を共有することで多くのユーザーが実行できます。

コピーを送信

作成したフローのコピーを他ユーザー送信することで、他ユーザーが作成する際のテンプレートとして使用することができます。共有ではなくコピーを送信しますので、作成するユーザーが独自に変更することができます。

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Power Automate for Desktop（デスクトップ フロー）の共有

Power Automate for Desktopで作成したデスクトップ フローの共有は２つの方法があります。

ユーザー・共同所有者として共有

実行権限をユーザーに共有したいフローの「共有」をクリックして、「アクセスを管理」する画面を表示します。

ユーザーまたは共同所有者のどちらかを選択して保存します。

ユーザー：フローの実行のみ、変更は不可
共同所有者：編集、削除、実行履歴の表示、他のユーザーの追加や削除が可能

フロー自体をコピー・貼り付け

この方法は、フローを他ユーザーと共有するのではなく、作成したフローのシナリオをコピーして共有する手順です。

まず、フローを作成したユーザーがフロー全体をコピーし、メモ帳などに貼り付けます。

その後、共有相手のユーザーがその内容をコピーし、自身のPower Automate for Desktopに貼り付けることで、フローを完全に再現することができます。

この方法ですと無料でテナントが違うユーザーにもフローを引き渡すことが可能です。

まとめ

この記事では、Power AutomateやPower Automate for Desktopで作成したフローを、他のユーザーと共有したり、コピーして渡す方法について詳しく解説しました。

所有者としての共有や実行権限のみの共有、コピーの送信など、さまざまな共有方法があり、用途に応じて使い分けることができます。フローの共有やコピーをうまく活用することで、チーム内での作業効率を高めましょう！

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