【Excel】【PowerQuery】上のセルの値を一括で空白セルに埋める方法

下記のように日付が入っていない行がある表データの空白を埋めるためには、上のセルをコピーして貼り付けという作業を繰り返す必要があります。
このような作業をしている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

この記事ではExcelの機能やPower Queryを使用して、上のセルの値を一括で埋める方法をご紹介します。

手作業のコピー&貼り付けをなくすことで、時間を有効的に使えます。

Excelデモデータ

 

Excel

Excelに含まれている機能を使用して、空白を埋める方法をご紹介します。

セル範囲の選択

まずは、埋めたい値と空白セルが入った列の範囲を選択します。

Excel

 

「選択オプション」を開く

範囲を選択したのち、選択オプションを開きます。

選択オプションの開き方2種類あります。

1.「ホーム」タブ ⇒「検索と選択」⇒「条件を選択してジャンプ」

Excel

 

2.「ホーム」タブ ⇒「検索と選択」⇒「ジャンプ」⇒ 左下にある「セル選択」
(「Ctrl+G」⇒「Alt+S」)

Excel

 

空白セルを選択

選択オプションの中から空白セル(K)を選択して「OK」クリックします。
これで選んだ列の中の空白列のみ選択される状態になっていると思います。

Excel

 

数式を一括入力

空白セルのみ選択された状態でひとつ上のセルを参照する数式を一括入力します。

入力方法は「=」⇒「↑」⇒「Ctrl+Enter」の順に押すとすべてのセルに関数が入ります。

※「Ctrl+Enter」は選択したセルすべてに適用する操作です。

Excel

これで空白セルに数式が入力され、空白セルがなくなります。

このあとセルの並び替えを行うと上のセルを参照していますので、表記がおかしくなります。
その場合は数式が入った列をコピーします。同じ列に値貼り付けを行い数式を消すと並び替えを行っても崩れません。

Power Query

続いて、Excelの機能の1つであるPowerQueryで空白を埋める方法をご紹介します。

Excel Power Queryとは⇒ Excel Power Queryの使い方と導入メリット (mrgn.jp)

Power Queryを起動する

「データ」タブをクリック後、テーブル内のセルを選択し、「テーブルまたは範囲から」をクリックします。
(テーブル内のセルを選択せずにクリックすると、新しくテーブルの作成を求められます)

今回の場合は、既にテーブルになっているため「データ」タブにある「テーブルまたは範囲から」を選択します。他にも「Excelブックから」など起動する方法はありますが、時と場合によって使い分けることをおすすめします。

テーブルまたは範囲から

 

Power Queryエディターの画面になったら起動は完了です。

PowerQuery画面

 

空白セルを埋める

日付の空白セルを埋めていきます。

「日付」列の列名をクリックし、列全体を選択します。

日付列を選択

 

「変換」タブをクリックします。

変換タブ

 

「フィル」をクリックして、「下」を選択します。

下フィル

 

「日付」列が加工され、空白のデータが埋まったら完了です。

日付列の加工

 

【ポイント】

「日付」列に時間(0:00:00)が含まれていて必要のない場合は、「日付」の列名の左にあるアイコンを
クリックし、「日付」を選択すると表示形式を変更することが可能です。

日付の表示形式

 

日付の表示形式変更後

データ出力

その後「閉じて読み込む」をクリックすると、新規シートとしてPower Queryで処理した内容のテーブルが
表示されます。

閉じて読み込む

 

PowerQuery処理後

PowerQueryを使用すると、一括で編集することが可能です。

 

みどりデジタルサポートでは、自社で持っているデータをExcelのPowerQueryを使ってデータ加工を行っています。
自社データをもっと活用したいなどご興味のある方は下記ボタンより、お問い合わせください。

データ分析に関するお問い合わせはこちら