Power AutomateやPower Automate for Desktopで作成したフローを、他ユーザーと共有したり、コピーしたりする方法をご紹介します。
フローを共有すると、他ユーザーがフローを編集・実行できるようになります。また、フローをコピーすると、他ユーザーがフロー参考に制作できるようになります。
目次
Power Automate(クラウド フロー)の共有
Power Automate(クラウド フロー)を共有する場合、3つの方法があります。
所有者として共有
作成したフローの所有者として共有した場合、フローの編集・更新・削除ができます。実行履歴を確認することも可能です。
またフローの作成者ではありませんが、他ユーザーを追加・削除することができます。


共有されたユーザーにはMicrosoft Power Automateからメールが届き、フローの編集・更新等を行うことができます。
フローを共有すると、「クラウド フロー」から「自分と共有」欄にフローが表示されますので、ご注意ください。

実行権限のみを共有
実行権限のみを共有した場合、フローの編集・更新・削除はできませんが、フローを実行(トリガー)することができます。
主にインスタント フロー(実行ボタンを押してフローを実行)の場合、この権限を共有することで多くのユーザーが実行できます。


共有されたユーザーにはMicrosoft Power Automateからメールが届きます。これでフローを実行することができます。
コピーを送信
作成したフローのコピーを他ユーザー送信することで、他ユーザーが作成する際のテンプレートとして使用することができます。
共有ではなくコピーを送信しますので、作成するユーザーが独自に変更することができます。


共有されたユーザーにはMicrosoft Power Automateからメールが届きます。「フローの作成に進む」でフローを編集することができます。

Power Automate for Desktop(デスクトップ フロー)の共有
Power Automate for Desktopで作成したデスクトップ フローの共有は2つの方法があります。
ユーザー・共同所有者として共有

ユーザー:フローの実行のみ、変更は不可
共同所有者:編集、削除、実行履歴の表示、他のユーザーの追加や削除が可能

フロー自体をコピー・貼り付け
この方法は、フローを他ユーザーと共有するのではなく、作成したフローのシナリオをコピーして貼り付けする方法になります。
まずフローを作成したユーザーが、フローをコピーし、全てメモ帳に貼り付けます。
このメモ帳を共有相手のユーザーが、全てコピーして自身のPower Automate for Desktopに貼り付けるとフローを全て共有することができます。


この方法ですと無料でテナントが違うユーザーにもフローを引き渡すことが可能です。
まとめ
複数人がフローを編集できるとエラー・不具合等が発生した際に素早く対応することができ、効率化・生産性の向上がはかれます。
フローを作成した後は、ぜひ他ユーザーと共有しましょう。
他にも作成したRPAを紹介しておりますので、ご一読ください。
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