IT導入補助金で使う年間平均労働時間の計算方法

IT導入補助金に申請する際に年間の平均労働時間を記載する項目があります。

今回は、その年間の平均労働時間の計算方法を紹介します。

労働時間とは

「労働時間」とは「勤務時間」から休憩時間を引いた時間のことを指します。

(例)始業9時、終業18時、休憩1時間の場合

  • 勤務時間:9~18時 計9時間
  • 労働時間:勤務時間 9時間 ー 休憩 1時間 = 計8時間

「労働時間」「勤務時間」は休憩時間によって違いますので、ご注意ください。

年間平均労働時間の計算

IT導入補助金では、労働時間の年間平均を計算する必要があります。

例えば土日祝休みで1日の労働時間が8時間の会社で考えてみましょう。
※今回は2023年の土日・祝日(一般的な年末年始休暇・夏季休暇を含む)で計算します。

2023年の場合 
土日105日
祝日・振替休日13日(土日と重なる日を除く)
年末年始休暇2日(土日と重なる日を除く)

 

・2023年1月1日(日)~1月3日(火)=3日

・2023年12月29日(金)~12月31日(日)=3日

夏季休暇3日 8月13日(日)~8月16日(水)(一般的な夏季休暇で土日と重なる日を除く)
合計休暇日数123日(土日105日+祝日13日+年末年始休暇2日+夏季休暇3日)

労働日数は、365日-123日(休暇)=242日

労働時間は、242日(労働日数)×8時間(1日の労働時間)=1,936時間

となります。

カレンダーが確認できる便利サイトです。

https://www.benri.jp/calendar/syukujitsu/?year=2023

時間外労働がある場合

時間外労働には法的な制限があり、「36協定」により、一般的な制限としては「月45時間、年360時間まで」とされています。
しかしながら、特別条項付きの36協定を結ぶことによって、これが「月100時間、年720時間まで」と大幅に延長されることがあります。

企業がIT導入補助金の申請を行う際には、これらの時間外労働を含む年間平均労働時間の記載が必要になります。
しかし、正確な労働時間の計算は複雑で時間がかかる作業であるため、1日の基本労働時間に時間外労働の平均を加えた数値を日数に掛けた値で問題ありません。

時間計算

1日平均時間 + 年間労働日数0時間

まとめ

今回はIT導入補助金の年間平均労働時間の計算方法をご紹介しました。

土日祝休みの会社・企業様でも年末年始休暇や夏季休暇によって日数が違ってきますが、ぜひご参考ください。


みどりデジタルサポートはIT導入支援事業者として申請者のITツールの導入支援を行っております。
この会計ソフト導入したい!パソコンを導入したい!など、どんな小さな疑問点でもお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせいただいた内容には、2営業日以内に返信いたします。

お問い合わせはこちら

サービス

一度申請したが不採択になりどうすればいいか分からない・・・などお困りの方は下記よりお問い合わせ下さい。